現在のOS状況、京都でのOS状況、京都での音楽科実践例(浅井ちとせ先生談)

■導入OS最新状況(全国)

• 〇MM総研「GIGA第二期での市区町村の調達予定」、全国小学校のICT実態調査（ソーシャルサービス, 2023）、文科省確定値調査（最新版）でかなりの開きがある。
• 〇自治体差の傾向：大都市や共同調達を行う自治体ほどChromebook採用が多く、従来iPadを採用してきた自治体も運用しやすさやコストでChromebookへ切り替える例がある。
• 〇MM総研などの最近の調査では Chrome OS：約60％ / iPadOS：約30％ / Windows：約10％ と報告されている（GIGA第2期の調達・更新動向）。Chromebookの増加は第2期更新で管理（リモート管理／一括設定）が容易、導入コストが比較的低い、運用負荷が小さい点が評価されている。
• 〇「端末の機能（カメラ・ペン入力など）」を重視して選ぶ学校があり、その結果として低学年でiPadが好まれたり、全学年Chromebookで統一して管理負荷を下げる自治体もある。

参考資料

MM総研・GIGA第2期調査（OSシェア、自治体動向）・関連記事 https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=686&utm_source=chatgpt.com
edu.watch / Impress（教育ICT系の動向レポート、都市別事例) https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/2021440.html?utm_source=chatgpt.com
文部科学省GIGA関連資料（導入状況の基礎データ。文部科学省 https://www.mext.go.jp/content/20210827-mxt_jogai01-000017383_10.pdf?utm_source=chatgpt.com
AppleのGIGA向け授業ガイド（低学年向け実践例）https://education-static.apple.com/geo/jp/giga_school/Worksheetguide.pdf?utm_source=chatgpt.com
各自治体・事業者の導入事例（荒川区、横浜市、東京区の事例など）https://www.esco.co.jp/business/case/arakawa?utm_source=chatgpt.com

■導入OS最新状況(京都　推定)

浅井ちとせ先生談

大山崎町（Chromebook）、京都市・木津川市（Windowsタブレット）以外はすべてiPad、京都府の小中学校の児童生徒のほとんどがiPadを利用している。
また府立高校、府立特別支援学校もすべてiPad端末。
京丹後市は昨年度までiPadだったが、今年９月から小中学校すべてChromebookに移行した。

■京都で行われている音楽科実践例

• 〇小中学校での授業支援アプリケーションについては「ロイロノート」が多く、一部の市町で「ミライシード」。高等学校では大学やその後の社会との連携を見通してTeamsの活用が増えてきたが、「ロイロノート」の利用が多い。
• 〇小中高の音楽科の授業では、一人一台端末を用いた鑑賞音源の活用や「ロイロノート」等での意見共有、器楽等の動画記録などで活用される他、標準アプリケーションである「GarageBand」の活用や一部の市町の小学校ではカワイの「おんぷノート」が入っている。
• 〇ウェブアプリとしては、「Song Maker」(Chrome Music Lab)や本年度の４月から「カトカトーン」の活用も見られる。また、デジタル教科書については、木津川市や京田辺市、宇治市などの南部地域には導入されている。