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 深見友紀子のワーキング・ノートブック(2009~2014)は、2015年3月をもって終了しました。次は、ワーカホリックの私が隙間の時間で取り入れている、オーガニックフード、ヨガ、アンチエイジング医療、化粧品、アクセサリーなどに関する情報をお届けする新しいブログを計画中です。

京都休講、横浜予定通り開講

 5月22日
 
 金曜日は1時間目から授業があります。眠け眼でメールチェックした時、なんだか胸騒ぎがして、京都女子大のサイトにアクセスしました。
 が、応答なし。どうしたのかなと思って、フト見ると、GOOGLE急上昇ワードで「京都女子大学」が第1位になっていました。

 アクセスが集中して閲覧できなくなっていた訳は、「ぶたいんふるえんざ」のための休校。。。ついに現実となりました。。。

 休講のため「自宅待機」となった4時間のうち、2時間は寝て、後の2時間は夜の講演の準備をして、午後の新幹線で神奈川大学法科大学院へ向かいました。
 京都も神奈川もこの時点で患者数1人だったのに、こちらは開催中止にならなくてよかったです。打ち合わせをして、準備をして、その挙句に中止じゃ、悲しいですものね。

 講演の内容です。
  ↓
http://www.partner-marriage.info/symposium_kanagawa_2009.pdf

 丸山茂教授や弁護士、裁判官の卵たちが熱心に聞いてくれてとてもうれしかったです。パートナー婚が急に認められたり、私に対する偏見が急に無くなったりするとは決して思えないですが、手ごたえはありました。

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神田美子さんに元気をもらいました

 5月21日
 
 京大病院小児科に「にこにこトマト」という著名なボランティアグループがあります。入院している子どもたちと音楽活動をしたいと、先月からゼミ生2人がこの“にこトマ”に参加させてもらっているので、代表を務める神田美子さんに会いに行ってきました。

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 とてもキャラが濃くて(!)、エネルギーのある人でした。初対面なのに神田さんも私も喋り続け、気がつくと、あっという間に2時間半ぐらいが経っていました。

 お嬢さんが重篤な病気を患って京大病院小児科に入院したことをがきっかけで“にこトマ”を始めた神田さん。(お嬢さんは元気になり、今ではキャリアウーマンということです。)もしお嬢さんが普通に健康だったら、おそらくこんな偉業は生まれなかったでしょう。1つの災難がきっかけになり、神田さんの仕事は花開いたのです。

 50歳を過ぎると“平穏無事派”が目立って増えるなか、私は平坦で先がはっきり見える道より、草茫々で向こうがよく見えない道を選びたいと思う派です。ふんばってしばらく歩いていると、草茫々で向こうがよく見えない道は、以前歩いてきた道と1本道でつながっていたのではないかと思えて来るから不思議です。

 「事件」や「波乱」もプラスに変えてやろう。神田さんと会って、元気が出ました。


“28歳が着る服”をずっと着つづける

 5月11日

 平成21年度、深見ゼミのコンパをしました。
 お料理10品+飲み放題で、3時間2800円。
 http://r.gnavi.co.jp/k113805/

 やはり誰一人ビールを頼む学生はいませんでした。「とりあえず、ビールで乾杯!」 これっ、女子大では完全に封印されたセリフですね。

 31歳も年下の女子大生たちは、私にとってホントにかわいい存在です。ところが、最近、なぜか私は彼女たちに「先生、かわいい」と言われるのです。10年ほど前は、派手な先生と評判で、「300m向こうからでも深見さんだとわかる」とか言われていたのですが、ここのところ、なぜか「かわいい」なんです。

 しかし・・・エステで肌診断を受けると、私の肌の状態、つまりシミやシワの状態は「52歳の年齢相応」という結果が出ます。悲惨な結果です。現実は決して若くはないのです。
 それでももし「かわいい」という印象を与えるのだったとしたら、たぶん1つだけ絶対守っていることがあるからだと思います。

 それは、「30歳が着る服」を着つづけること。(そして、単なる若作りにならないように、毎年ほんの少しずつ高級な服にしていくこと。)

 なんとなくいつも心がけていたことなんですが、齋藤薫さんの「されど“服”で人生は変わる」に同じことが書いてありました。
 「40代、50代になっても、“28歳が着る服”をずっと着つづけるのが、現役の女でいつづけ、いつまでも若くありつづける唯一の方法・・」(p.68)

 齋藤さんの文章、とても説得力があります。でも、60代はどうなるのかな。。


日本ポピュラー音楽学会の準備がスタート

 5月1日
 
 日本ポピュラー音楽学会2009年度大会を12月に京都女子大で開催することになったので、中心メンバーの細川周平さん 佐藤良明さんが下見と打ち合わせのため大学にいらっしゃいました。

 私は会場設営とシンポジウムの企画を担当することになっています。

 音楽教育やピアノ教育における既成概念を打ち破り、学生や子どもたちに刺激を与えるという企画ならばまぁまぁ‘慣れたもの’なのですが、この学会はポピュラー音楽(といっても広範囲です)の学会なので、児童学科のカラーを生かして、子どもというキーワードを入れながら、どういうあたりに話題を集約していくか、「幽霊会員」の私にはとても荷が重いのです。

 わざわざ東京からやって来た佐藤さんに、「東山のスロープに散らばる、とても感じのいいキャンパス」と褒めてもらいました。第一印象って大事です。一年中で一番いい季節の、空気が澄みわたり、京都・東山の緑が最も輝いて見える日に来てもらってよかったです。

 実は広過ぎて移動が大変。会議にはいつも遅刻なんですよ。
 http://www.kyoto-wu.ac.jp/student/campus/map/index.html


喉に良いサプリ

 4月25日

 私は喉が弱く、授業やレッスンが長時間続くと声がかれてしまうのですが、ソプラノ歌手の稗方攝子さんが薦めた「ボイスリッチ」を飲むようになってから、不思議と声がかれないのです。新学期が始まってそろそろ3週間、一日中喋り続けても全然平気なので驚いています。

 ボイスリッチ
 お客様の声に稗方さんのコメントが載っています。
 
 信頼できる人が信頼しているものって、信頼できるんですよね。
 やはり世の中は口コミです。


評価の基準=健康かどうか?

 4月9日
 一昨日から前期の授業が始まりました。
 専任の私は担当コマ数が多すぎて、授業がマンネリになりがち。そこで個性的な方々に非常勤講師をお願いしています。
 今年度から来ていただくことになった手づくり楽器の第一人者、河合正雄さんも“キャラが濃い方”です。生き様が面白そう、凄いな、変わってるな、どんな生活しているんやろと思わせる人たちは、長い目で見て絶対に学生のためになると思います。
 きょう、その河合先生の初授業がありました。
 授業の初日、大抵の先生はシラバスに書いてある「評価の方法」を再確認し、試験かレポートか、出席重視か・・といった話をするのですが、「河合先生、この科目の評価はどうされますか」と私が尋ねたら、「健康であればいいです。」と言ったので学生たちは大爆笑。和気藹と授業は進みました。
 
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久しぶりのワークショップ

 4月5日
 「うたの住む家」の活動が忙しくなったため、しばらくお休みしていた赤羽美希さん、正木恵子さん(即興からめーる団)によるミュージック・ラボでのワークショップ。
 久しぶりに開きました。
 参加した子どもたちのうち、私の教室でレッスンを受けているのは年長さんのKちゃんだけ。後の子どもたちは、既に他のピアノ教室で習っているKちゃんの友だち、まだ習っていないその弟妹たち、合計11人。
 今回、私は、即興からめーる団の2人に次のことをリクエストしました。1.他の教室で習っている子どもでも十分楽しめる。2.習っていない子にとってピアノに興味をもつ機会になる。3.小学校、幼稚園ではやっていない、ピアノ教室らしいね、という内容。
 「ぐるぐるピアノ」をやるにはスペースが狭すぎましたが、まぁまぁ成功しました。
 大学では仕事の内容が広く浅くなってしまって不安に陥りやすいので、ミュージック・ラボはあくまでもピアノ教室からぶれないように。そうすることで心のバランスを保っています。

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10:00 開始
 ・自己紹介演奏「崖の上のポニョ」(鍵ハモ2重奏ver.)
 ・注意事項説明(楽器・人を傷つけない、階段に気をつける)
10:10 音楽ゲーム
 ・「スイッチ」(このゲームでだんだんピアノに以降)
10:30 ピアノで曲づくり(ぐるぐるピアノのイメージで)
 ・ロンド形式(ABACA・・・)で曲をつくる。
   A メロディーをつくる
   B メロディー以外の部分(スイッチを応用?) 
    ここからは時間があったら
   C うたをつくる
   D その他
  「ぐるぐるピアノ」の要領で、Aがまわってくるたびに演奏者が変わる。
11:20 発表(録音)
11:30 お茶
12:00 終了
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科研費、昨年のリベンジなる!

 4月3日

 平成21~23年度科学研究費補助金 基盤研究C「ICTを活用した教員・保育者養成機関におけるピアノ実技教育の質保証」(研究代表者 深見友紀子)が採択されました。科学研究費はこれで平成11年度以降、研究代表者として7戦5勝2敗。

 夕方、研究室にいたら事務から電話がかかってきました。私のいる学部はそもそも申請をする先生が少なく、そういう状況では、全員が申請をしているような学部と比べると採択率も低くなる(はじめから私立大学は採択率が低いのです。そのうえに、出しているのが珍しいから目立つのではなく、足を引っ張られるという最悪の状態になる・・・)と聞いてずっとめげていましたが、ホントにうれしいです。

 全部で16ベージのうち、審査で諾否が決定するといわれている3~4ベージ目(本文1~2ベージ目)“研究の目的”(テキストのみ)を添付します。ポイントは記述の論理性、期間内の実効性などらしいです。
 私の場合、「よそさんはこうだすけど、わてのはこういう点がええのんや」という事実や思いを、冷静に(ぶれないで)書くことをいつも念頭に置いています。形容詞も最低限にするという習慣を身につけると、日常生活で「ステキ」といった“女言葉”はまったく使えなくなってしまいました。何がどう「ステキ」か、どういう点が他と違って「ステキ」かを言わなければ、そんな言葉、たとえ日常生活でもあぶくのようなもので、心には残らないですよ。
 授業、卒論指導、レッスンの合間に申請書を仕上げるために睡眠時間を削っていた昨年の10月頃を懐かしく思い出しています。
 疲れがぶっ飛びました!

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“研究の目的”(テキストのみ)
日本学術振興会


5回目の卒業式

 3月15日

 京都女子大学児童学科に来てから5期目のゼミ生が無事卒業。
 今年はついに彼女たちとの年齢差が30歳になってしまいました。
 
 「もらえるものはもらっておくという精神を先生から学びました」
 ホント、よく人間観察していますねぇ。

 ゼミ生の写真と卒業メッセージ音声を以下に載せました。

 http://www.ongakukyouiku.com/kyotowu/graduation_thesis/2008/sotsuron2008.html

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両腕とも腱鞘炎

 3月12日

 2月の後半から両腕とも腱鞘炎になりました。
 最初は右腕。原因はノートパソコンのタッチパッドの使いすぎでした。
 マウスを使うようになってかなり良くなったと思ったら、今度はCtrl+CとCtrl+Vのしすぎで左腕がやられました。そして、デスクトップのキーボードのCtrlキーが陥没してしまいました。。

 こういう風に手とキーボードを酷使して作った書類の1つが3月4日に、もう1つが3月10日に完成し、ようやく一息ついたところです。(書類作成のせいにしていますが、メールのしすぎもありました。。)
 後者は「科学研究費補助金研究の成果報告書」。今月の提出がデッドラインなので焦りました。両腕の痛みに耐え、眼も酷使してパソコンに向かい、西早稲田の印刷屋「コーエー」さんに10日の閉店時刻間際にデータを持ち込んだところ、わずか一日で出力から製本、背表紙の文字の大きさの調整まで全部やってもらえたのです。神様みたいです。

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 出来上がった冊子の分厚さは過去のものとあまり変わらないのですが、今まで研究代表者になった4回の科研のなかで、最も頑張りました。これも長岡技術科学大学の中平勝子さんと、ミュージック・ラボの講師をしてくれている音楽家、赤羽美希さんのおかげです。

 この研究に関して、2006年11月以降、論文9本、学会発表8回! 私にしてはなかなか飛ばしています。