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 深見友紀子のワーキング・ノートブック(2009~2014)は、2015年3月をもって終了しました。次は、ワーカホリックの私が隙間の時間で取り入れている、オーガニックフード、ヨガ、アンチエイジング医療、化粧品、アクセサリーなどに関する情報をお届けする新しいブログを計画中です。

やんちゃフェスタとこどもひろば2009

11月4日

 「やんちゃフェスタ2009」と「こどもひろば2009」が無事終了。やんちゃの日(10月31日)とこどもひろばの2日目(11月3日)では夏と冬ほど気温が違ったけれど、児童学科の学生たちは元気に頑張りました。

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やんちゃフェスタ 難民キャップではないですよ。
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 最近、児童学科の手づくり楽器は広く知られるようになり、参加する子どもたちの中から「それ、去年と同じや」「もう作ったことがある」という声がちらほら聞かれるようになったため、今年は気合を入れ、新作にも取り組むことにしました。

 そのネタを学生たちに授けたのは手づくり楽器名人の“まーぼーさん”(河合正雄さん)。こどもひろばに応援に来てくださいました。子どもたちはこのおじいさんに「すげー、すげー」を連発。
 天才です、ホントに。

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カングロッケン

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スリッパン

 4期目音楽隊「きらきらどろっぷ」もばっちりでした! 欲を言えばメンバーにトランペッターがいたらなぁ・・・。
 イベントを通じてみんなと仲良くなりましたが、特に、集合写真、私の隣の西村友香莉さんには、この1年、私の京都女子大学での活動のほぼすべてを支えてもらいました。ありがとう、です。

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 写真などが集まったら、次のページで報告します。
http://www.ongakukyouiku.com/kyotowu/recent/hiroba2009/kodomo_hiroba2009.html


Sakura & Sakura / High School Musical

 10月26日

 Youtubeにミュージック・ラボの発表会での鍵盤ハーモニカセッション(PIANO PARTY2008)のようすを載せました。リハは一回のみ、構成は小学校3年生のSakura & Sakuraが決めました。

 Sakura & Sakura / High School Musical

 子どもたちは周りの大人のようすをよく観察しているものです。

 鍵盤ハーモニカは、坐って演奏するものとは限らないんだなぁ・・。
 鍵盤ハーモニカを持って踊ってもいいみたいだなぁ・・。
 振り回しても大丈夫そうだ。。。

 といった具合に、いろいろと感じる。でも、たとえそう感じたとしても、自分も「踊ってみよう」「振り回してみよう」と思って実行する子どもは、自らの意思で鍵盤ハーモニカに興味をもった子どもだけです。

 きっかけにはなるけど、きっかけに過ぎない。私がメソッドやカリキュラムなどにあまり関心がないのは、「こういう指導をしたらこうなる」という単純化はできないと思っているからです。

 一方、私が頑なに重視するのは・・・

・学校楽器である鍵ハ、これまた“おもちゃ”と思われているキッズドラム、高級品であるスタインウェイのグランドピアノという妙な組み合わせ。
・指導があまり入っていなさそうな感じ。
・これっ、本当にピアノの発表会?
・後ろの人たち、先生?(外見上先生と生徒といった関係性を出さない。)
・このビデオ制作、誰がしているんだろう、
 といった、その場や周辺の、ピアノ教室としては〈異種な雰囲気〉です。

 この動画を観て、原曲のリズムと少し違うことに気づく人がいるかもしれませんが、小学校3年生の演奏としてどこまでを「正解」とするか、これを判断するのが私の役割です。

 それだけ? 
 それだけです、おそらく。


マイケルジャクソンが鍵盤ハーモニカを吹く

 10月15日

 12月5日・6日に京都女子大学で開催する日本ポピュラー音楽学会2009度大会のチラシ(ポスター)が完成!

 イラストは児童学科3年生の中岡あゆみさん、深川奈津希さんの力作です。

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 12月5日の午後に開くシンポジウムの趣旨をイラストで表しました。
 マイケル・ジャクソンが鍵盤ハーモニカを吹き、子どもたちがドラム・ギター・DJを担当する。

 ポピュラーが“一般の”という意味ならば、もっと一般の子ども(や一般の人々)の音楽活動を知ってほしい(≒知らないで、ポピュラー音楽研究はできないよ!)という思いが込められています。
 さらに、音楽教育関連の学会でもこれまであまりなかったような内容にするつもりです。

 お楽しみに! と強気で言っていますが、心配とストレスで一杯です(笑)・・・・。

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 2009度大会チラシ(ポスター)
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 13:30 - 16:30 シンポジウム「音・音楽で遊ぶ ― 産業の外の創造活動」

 パネラー
 深見 友紀子(京都女子大学)
 岡田 加津子(作曲家)
 赤羽 美希(うたの住む家)

 司会
 細川 周平(国際日本文化研究センター)   
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服部幸三先生ご逝去

 10月14日

 数日前、東京藝術大学名誉教授の服部幸三先生が85歳で亡くなられました。多くの音楽学者が指標を失ったと感じていることでしょう。ひとつの時代の幕が下りました。

 25歳で藝大楽理科に入り直した私は、28歳の頃、卒論を書いていました。研究テーマもいい加減で、一向にやる気を見せない私を“結婚向き”だと思われたのか、ある日研究室に行くと、服部先生はお見合い写真を私に見せて、「僕の友人の息子さんです。写真を見て気に入ったら、会ってみたら?」とおっしゃいました。

・・残念ながら、好みのタイプではありませんでした。

 次の週に研究室を訪ね、「すみません、どうも、イマイチ・・」と恐る恐る写真を返したところ、ニッコリと笑って、「神の思し召しです」と言われたんですが、結局意味がよくわからないままでした。

 私のことを“結婚に向いている”と思われたのが「誤り」だったことは、その後の歳月が証明していると思います(笑)。 
 
 あの服部先生の深い洞察力をもってしても見抜けなかったんですね。私は自他ともに認める“ワーカホリック(仕事中毒)に変貌してしまいました。

 どうか天国で安らかにお過ごしください。


まるでゴミ屋敷・・

 10月13日
 
 私の研究室前の廊下は最近“ゴミ置き場”と呼ばれているらしいのですが、児童学科の大きな行事“京都やんちゃフェスタ”と“こどもひろば”が近づき、学生によるゴミの投棄がエスカレートして(笑)こんな状態・・・。

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 先週、友人の林加奈さんに「ゴミ屋敷やん」と言われたときはちょっとショックでした。

 でも、「持出禁止」の大事なものです。誰が持ち出すねん?おそらく清掃の人に正真正銘のゴミと思われるのを恐れているに違いありません。
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ピアノパーティ2009

 10月8日

 7月のミュージック・ラボピアノパーティ2009の様子をアップロードしました。
 “高尚のもの”の横に“ベタ”なものを置くことでみんなが楽しめる~私の「ピアノ教室運営観」が表われているとよいなぁと思います。

 よく大学教授の“副業”と捉えられがちなのですが、そんな軽い位置づけではないつもりです。もしこの“副業”をしていなければ、おそらく違う私になってしまうのではないかと思うぐらい、私にとって大切な活動です。

http://www.ongakukyouiku.com/music-lab/pianoparty2009


広島へ、日本音楽教育学会

 10月4日
 
 日本音楽教育学会全国大会に参加するために広島大学へ。
 http://home.hiroshima-u.ac.jp/music/40thconference/index.html 

 地方国立大学の広大な敷地に足を踏み入れた瞬間、富山大学にいた頃を思い出しました。そして、“女子大慣れ”していることに“気づかなかった自分”に気がつきました。

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 今回は口頭発表などのプレッシャーがなかったので、懇親会の後の飲み会にも出席。岡山大学元教授の奥忍さん、京都教育大学教授の田中多佳子さん、広島大学准教授の権藤敦子さん、川村学園女子大学教授の尾見敦子さん、北海道教育大教授の尾藤弥生さん、UCLA研究員の劉麟玉さんとテーブルを囲みました。

 おしゃべりな奥先生(奥さん、と書くと何か変なので)を押さえ、田中さんと劉さんが喋りまくっていました。それぞれアバウト50年生きていると(奥先生はもうちょっと長いです)、互いの思想や生活の違いを越えて一杯話すことがあって楽しかったです。

 昨年末、“二枚舌”と“社交辞令”ばかりのある女性とかかわったことがきっかけで、なるべく同業の人たちには本音を言わずに付き合おうとしていたのですが、たまにはラフに交流するのもよいなぁと思いました。

 以前、奥先生と田中さんについて、私はそれぞれノートブックで取り上げたことがありました。2人はそれを知っていました。
 みんな自分の名前で検索して調べているんですね。私と同じだな・・。
 “暇つぶし”ではなく、“研究者魂”ということにしておきましょう。

 師匠の山本文茂先生とも数年ぶりに話しました。「深見の音楽教育には“哲学”がないなぁ。」

 痛いところをつかれてしまいました。


児童学科イベントシーズン、スタート

 9月30日

 「京都やんちゃフェスタ」と京都女子大学児童学科「こどもひろば」の準備が始まりました。
 「京都やんちゃフェスタ」は私が京都女子大に赴任した2004年から6回目、「こどもひろば」は今年で4回目。学生たちと親しくなり、彼女たちの力を見せてもらえるし、こもりがちな私が“社交的”(!)になれる機会です。

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 授業も始まり、おまけに“社交的”(!)な毎日になってしまい、9月末までに全部やろうと思っていた以下のコメントは、4つで時間切れとなりました。カーン☆! この続きは冬休みまで無理な気配です。。

 http://www.partner-marriage.info/


夢の中でも食べています! でも太らない

 9月29日

 私は大変執念深い性格で、家計簿は大学卒業以来1日も欠かすことなくつけています。でも、なぜかエクササイズは続かないのです。だから、ジムの会員にはならない。どうせお金を捨てることになってしまうから。


 せっかく買ったザ・トレーシー・メソッドのDVDもこの夏たった一回しか観ませんでした。

 下手をすると寝るのが朝の4時、1日中パソコンに向かっている、と健康に悪いことばかりしている私の唯一の健康法は、
 身体に良いものをお腹一杯食べることです。
 夜中も食べています。
 夢の中でも食べています。

 それでもこの数値! 不器用で努力家の私が“努力をせずに得ている”数少ないものの一つです。

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JASPM関東例会

 9月20日

 北千住にある東京藝大の音楽環境創造科に初めて行きました。

 『拡散する音楽文化をどう捉えるか』(東谷護編 勁草書房)書評会~日本ポピュラー音楽学会JASPM関東例会

 12月にJASPMの全国大会を京都女子大で開くことになったので、JASPMの雰囲気を知っておこうと出かけたのですが、学会員の人たちから珍しがられました・・。それもそのはず、私はここ何年も全国大会にさえ出席していないのです。

 編著者の東谷さんに本はもらったけど、読んでいないので討議の輪にも入れず。教育や保育の世界にいると“音楽アカデミズム”から遠のき、こういう所に来ると怖気づく。

 でも、きょうは、なぜか「私は私でいいや・・・」と思ったんです。
 私のような音楽教育の研究者は、「目の前の子どもを上手にしたい」、「音楽を好きにしたい」、「楽しい場を提供したい」という願いをもって実践や研究をしているのだから、地味だけどそれで十分! もう少し自信を持とうと!(強く思ったんです。)

 『爆笑問題のニッポンの教養』に出演していた毛利嘉孝さん、音楽学の博士号をもっている若くて美しい渡邊美帆さんとも知り合いになりました。