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 深見友紀子のワーキング・ノートブック(2009~2014)は、2015年3月をもって終了しました。次は、ワーカホリックの私が隙間の時間で取り入れている、オーガニックフード、ヨガ、アンチエイジング医療、化粧品、アクセサリーなどに関する情報をお届けする新しいブログを計画中です。

2日続けて驚異的な人を拝見

 12月11日

 2日続けて驚異的な人を拝見しました。

 一人は、12月9日、京都ブルノートにてジャズピアニスト、 スガダイローさん
 先に次の演奏を見て、インターネット配信だから指がよく見えないのかと思いましたが、肉眼でも指の動きが速すぎてぶれて見えました。

http://www.youtube.com/watch?v=Rvk5bdlfDjs

 ピアノ演奏の基本とされている「脱力」を一切していないのです。「どうしてピアノの椅子を一番高くして弾くのですか」と質問したら、「鍵盤に体重の全部をかけて弾くんだ」と話しました。我が道を行っている。

 もう一人は ジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介さん。12月10日、第24回日本ポピュラー音楽学会全国大会(大阪市立大学) 基調講演

 学会の基調講演というと文部科学省や厚生労働省のお役人か、その道の年長者になることが多くて大抵つまらないのですけど、この津田さんは刺激的かつ冷静で素晴らしかったです。


秋は収穫の時

 12月3日
 
 今年2本目となるレフェリー付き国際論文が出ました。
 毎年、春に種を蒔き、秋に収穫か、翌年の秋に収穫か、翌々年の秋に収穫。
 不作の時もありますが、今年は「豊作」。よかったです。

 「Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics」
 Special Issue on Awareness Computing in Science and Engineering

 Katsuko T. Nakahira, Miki Akahane, Yukiko Fukami, "Process of Acquiring Musical Performance Skills for Enhanced “Awareness” Given by a Multimedia-Based Learning Approach" (pp.1241-1247)

 本文をご覧いただけます。


『僕は君たちに武器を配りたい』

 11月28日

 早稲田大学近くの書店で平積みになっていた瀧本哲史さん著『僕は君たちに武器を配りたい』を読んだ。

 久々に最後まで一気に読めた本です。

 印象に残ったフレーズ★と→私の感想

★寿退社を狙うとはつまり、夫に自分の人生のすべてをかけるということである。死ぬまで健康な男はいない。絶対に潰れない会社も存在しない。他人に自分の人生のリスクを100%委ねることほど、危険なことはないのである。(p.77)

→かつて寿退社をした中高年の女性たちの中にはうなずく人も多いだろうけど、現在、安い賃金や不安定な環境で働くほとんどの若い女性たちは「白馬の王子」が現れるのを待っている。危険なのは、受け身で待っている時間にどんどんと実力が落ち、チャンスが減っていくこと。

★「人材流出現象」は、国内でも都道府県のレベルで起きている。たとえば大阪府は、現在日本でもっとも生活保護受給率が高い地域だが、これも優秀な人が首都圏に出ていき、稼ぐ力の少ない人の比率が相対的に増えたことが原因のひとつといえる。(p.91)

→大阪出身の私。大阪に戻る気はゼロです(笑)。

★生産性の低い40代、50代社員が幸せそうにしている会社には入るな! (p.105)

→大学は60代が幸せそうにしているところ。最悪だなと50代(げっ)の私は思います。

★ほかの業界、ほかの国、ほかの時代に行われていることで「これは良い」というアイディアは「TTP(徹底的にバクる)」すればよいのである。(p.184)

★日本人の多くは、長年続いた封建制度に基づく搾取構造の中で、ある意味で飼いならされてしまったといえる。また戦後長らく、高度経済成長のもとで働ければどんどん豊かな生活をすることができるようになったことも拍車をかけた。経済自体が拡大していたので賃金もどんどん上がっていき、普通の人が普通の会社に入れば、なんとか定年には家を買ってローンを返し終わる、という生活が可能だった。こうして、“本物の資本主義”に対して真正面から向き合わずとも人生を送ることができたのだ。しかしその状況は完全に終わった。(p.213)

★日本では結婚して子供ができたあたりから、ローンを組んで家を買うのが当たり前のような風潮があるが、それは銀行や不動産会社などから「そう思い込まされている」だけの話だ。・・・・銀行と不動産会社が作った35年ローンという仕組みは、そうした「リスクを正確に計算できない人々」を狙った商品であると覚えておいたほうがいい。(p.227)

★会社に入ると新入社員は先輩から「日経ぐらいは読んでおかないと恥ずかしい」などと説教されるが、・・・日経の記事をそのまま信じるほうがよっほど恥ずかしい。(p.239)

→それも知らなかった私はもっと恥ずかしい・・・・。

★リベラル・アーツが人間を自由にするための学問であるならば、その逆に、「英語・IT・会計知識」の勉強というのは、あくまで「人に使われるための知識」であり、きつい言葉でいえば、「奴隷の学問」である。(p.283)

→バランスが大事だと思うけど・・。リベラル・アーツの関係者には会計知識が無さすぎる・・。

★自分が勤める会社に、働かないうえに新しい発想もなく、社内政治だけには長けた、既得権を握って離さないオジサンたちが居座って甘い汁を吸っている。そう感じるのならば、自分の会社をぶっ潰すためのライバル企業を作ってしまえばいいのである。自分の会社が本当に不合理なシステムで動いているのならば、正しい攻撃をすれば必ず倒せるはずだからだ。(p.288)

→就職した幼稚園や保育園の不合理なシステムにうんさりしている児童学科卒業生の皆さん、従順なままでいることを辞め、自分の力を信じれば道は必ず開けます。

★人生ではリスクをとらないことこそが、大きなリスクになるのである。(p.289)

→じゃ、独身でいることもリスクってこと?? 結婚してもリスクあり、独身でいてもリスクあり。人生って大変だ。

 人生は大変なことばかりですね。


3人寄れば文殊の知恵

 11月8日

 2種類の違う仕事を交互にやった。

3日(木・祭) 児童学科こどもひろば1日目
4日(金) 一日中こもって京都女子大の研究紀要(7日締切)に投稿する論文を書く
5日(土) 児童学科こどもひろば2日目
6日(日) 一日中こもって論文の続きをやる

 4日の夜遅くに草稿を書き終え、共著者である中平さんと赤羽さんにメールで送信。この時、私はもうだいだい出来たと“たかをくくって”いた。

 ところが、5日の夜に2人から“真っ赤っか”の校正がメールで送られて来て、「こりゃ大変だ~」と焦り始めた。そこから『死闘』が・・・。

 パソコンの前に座り続けたため、7日の朝には(借金はしていないのに)首がまわらなくなった。肩も腕も痛い。ヨガをやっているので常に深呼吸を意識しているのだけど、パソコンの前ではほとんど息を止めていた・・・。虫の声ではなく、虫の息状態。

 中平さんと赤羽さんとでは“目の付け所”がまったく違うので、“真っ赤っか”な箇所がかぶることはない。今まで見事に一度もかぶったことがない。そして、私が加わると“3人寄れば文殊の知恵”になる!

 先月には、「Biometric Systems, Design and Applications」という本に私たちの論文が載った。これはなんといっても中平さんの功績。

 良い“同志”を持ったなぁと思う。
 でも、まだ首がまわらない。


こどもひろば2011、大入り

 11月3日

 京都女子大学児童学科3年生の知恵を結集するイベント、こどもひろばの第一日目。

 今年で6回目。きょうだけで昨年2日間の来場者数を上回りました。(今年度の広報担当の努力も大きいけれど、昨年度以前の成果が出ていると思います。)

 涙が出るほど一生懸命な学生たちがいて、私もたくさんのアイデアをもらえる。先日の音楽教育学会で、研究仲間から、イマドキの“とんでもない”学生さんたちの話を聞いたばかりなので、ここは別世界、パラダイスです。

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クラベスではありません!

 11月1日

 後期が始まって50日ほど。
 
 疲れが溜まってきた。。。。
 
 先週、「ウッドブロック」を「クラベス」と何度も何度も言い間違え、授業を進めてしまった。授業が終わった後、学生の1人から「先生、クラベスではなくてウッドブロックです」と言われてやっと気づいた。

 申し訳なさそうに言っていたが、私こそ申し訳なかった。
 
 一昨日は、授業中、スカートのチャックが開いていた。恥ずかしい~。

 昨日の弾き歌いのレッスンでは、学生はちゃんと前奏を弾いたのに、「前奏を弾いてください」と言ってしまった。
 ホントに聞いていなかった。申し訳ない・・。

 それでも授業は楽しく進んでいます。

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思い通りにならない・・

 10月24日

 一ヶ月前にやらなければならなかったことが、まだやれていない。

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 秋は学会、イベントが続き、一年で最も忙しい季節だが、遅れの原因は“思い通りにならない”ことがあったから。

 世の中、“思い通りにならない”ことは多い。だけど、思ったとおりに行動することはできると思う。

 今回の悔しさを忘れないぞ~。


外食してこそ健康が保てる

 9月21日

 時々洗濯まで外注する私は、当然ながら食事も外注=外食が多いです。
 一般的に、外食は栄養のバランスが悪い、カロリーが高いと言われますが、私の外食は私よりも食材の質(最近では産地も)を気にする “料理人たち”が、食材を選び、味付けにこだわってつくったもので、私にとっては健康の源なんです。

おいしそうでしょ。
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 たとえ自分にとって大切なことであっても、“信頼”できる人を“信頼”して任せられることは任せ、私は私に出来ることを確実にやって、仕事面で“信頼”され続けたいと最近特に思います。

上のほうのメニューは、
あじのフライ
かぼちゃの玉ねぎみそスープ
ベビーリーフとひよこ豆のサラダ
もやしのナムル
なすのピリ辛いため
玄米ご飯


「月刊ピアノ」コレクター

 9月17日

 「断捨離」主義の私がなぜかストックしているのが「月刊ピアノ」です。
 創刊が1996年7月なので、15年以上も毎月購入していることになります。5年ほど前からはちょっとコレクター気分になり、このシリーズは生徒さんにも「禁帯出」((笑))。

 買わなかったのか、紛失したのか、誰かに貸したままなのか不明ですが、残念なことに1996年12月号だけ欠本しています。
 もし1996年12月号を持っている方がいたら、是非買い取りたいです。

月刊ピアノがずらり。
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京都にも洗濯屋さんが誕生

 9月14日
 
 東京、大阪にしかなかった洗濯屋(クリーニング屋さんではない)さんが京都に出現し、頼んでみた。洗濯ものは良い香りがして、綺麗にたたんであった。
 
 一回2000円。朝、自宅に取りに来て、夜には届けてくれる。専用ランドリーバッグに限界まで詰め詰めOK。

 私なら一カ月分は入る。「そんなことはないでしょ、10日分がやっとでしょ」という人が普通だろうが、そんなことはない。

 パンツは丸めれば鶏卵サイズになる。ただし、30枚要る。
 バスタオルは臭ってくるまで使うから、一か月に洗濯は2、3度。だから3枚あればOK。
 ブラジャーもアンダウェアもガードルも、ついた汗より洗濯による型崩れのほうが心配なので、洗濯回数はとても少ない。
 ストッキングはパンツより小さいし、破れて捨てることが多いから点数としては格段に少ない。
 そして、私はハンカチをもたない。
 シーツも2カ月は取り替えない。

 そうすると一カ月で1回で十分ということになる。また頼んでみよう。