ICT Music Session

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電子楽器の活用事例

★中学生S.Oさんよるアニソンボカロメドレー with プレゼンテーション(2016.7.24)

昨今、公教育ではプレゼンテーション力の育成が重要視されています。しかし、それらの方法の中に音楽演奏を伴ったものはまず見られません。
音楽家や音楽教師も、演奏=パフォーマンスと捉えているため、演奏を含めたプレゼンテーションにあまり関心を持っていないと思われます。
そこで、音楽教室として、ICTを活用したプレゼンテーションに取り組みました。

ーS.Oさんの発表までのプロセスー

S.Oさんにとって初めての発表会。
ドラム演奏曲は、彼女が好きなアニメやボカロ曲のメドレーに決定しました。
選んだ曲について話をしていると、S.Oさんは心からアニメやボカロが好きであることが判明します。
「感動を発信する力」について、かなり高い潜在的な能力がありますが、現時点の演奏表現力ではなかなか伝わりにくいため、思いついたのがアニメやボカロに関するプレゼンテーションをバックに演奏するというパフォーマンスでした。
S.Oさんが通う学校ではプレゼンに力を入れていて、かなり慣れている様子。生徒と講師が一緒に楽しみながら取り組めました。
使用したプレゼンソフトは、preziです。
発表後、「こんなに本気でプレゼンを作ったのは初めてです」という言葉が印象に残りました。

【手応えを感じた点(ドラム講師 鈴來正樹)】

ードラム講師としてー
・ドラムの技術だけを身に付けるのではなく、ドラムを通じて自分を表現するための一歩として、
 非常に有意義な試みでした。
・将来、この記録映像を見た時、演奏のみならず、その時の思想や日常の表情が一緒に蘇る。
 音楽教室のオプションサービスとしての可能性を感じています。

ー音楽教育者としてー
・今の公教育現場ではなかなかすぐにはできない取り組みです。
・「主体的・対話的で深い学び」を実現するというアクティブ・ラーニングの事例として可能性を感じます。
・ICT機器は必要不可欠です。
・プログラミング教育で育成されるといわれている論理的思考力や創造性、問題解決能力。
 それらがこの一連のレッスンの中で確実に培われていました。
・教育界におけるトレンドワード満載の活動であり、今後の展開に期待できます。

★小学校児童シュンキくんよるドラムパフォーマンス with マイムービー(2016.7.24)

音楽教室の発表会における映像活用はすでに珍しくはありませんが、深見友紀子ミュージック・ラボでは、デジタルをさらに推し進めた内容を考えました。

ーシュンキくんの発表までのプロセスー

保護者が撮影したシュンキくんの映像データを映像編集ソフト(iMovie)に並べる。
そこにドラムで演奏する曲ファイルを貼り付けて、曲に合う映像を選び、トリミングする。
さらに欲しい映像を保護者にリクエストをしたり、レッスン時に撮影したりして、映像全体をブラッシュアップする。
出来上がりは予想以上に面白く、思わず周りの人に見せたくなるマイムービーになった。
コンサート当日は、このマイムービー(音声はミュート)をバックに、ドラム演奏を行った。
シュンキくんは、映像に負けないようなインパクトあるドラム演奏を披露し、練習した時期の日常の様子が映像として記録されることにより、本人にも家族にも非常に思い出に残るパフォーマンスになりました。
今回は講師が動画編集をしましたが、保護者の世代には映像編集に長けた人が増えていますので、新たな映像活用の方法として提案します。

★「絵本だけどテレビみたい。」

子どもたちにとって最も身近なものである「絵本」。一方、保育には何の関係もなさそうな電子機材・楽器ーこれらを組み合わせました。サンプラーのエフェクト機能で読み手の声も効果音のように表現しています。

★京都女子大学発達教育学部児童学科の学生によるピアノ&電子ドラムを使用した伴奏 『アイスクリームの歌』(2015.11)

ピアノ演奏が得意でない人がピアノでポップなリズム感をつくり出すのはなかなか難しい…。一方、吹奏楽部や軽音部などでドラム演奏経験がある(女子)学生は増えています。そこで、ピアノ+電子ドラムで、子どもの歌をよりポップにする試みを行いました。

未就学児がiPadでギターと効果音を担当するアンサンブル(2015.7.26)

このアンサンブル「ゴーストバスターズ」では、「ピアノ&ドラム」「シンセ&ドラム」の先にあるものを目指し、音楽教室における電子技術を媒介にした異年齢の子ども同士のコラボレーションが実現しました。未就学児童がiPadでギターと効果音を担当しています。特にギターについて、 iPadを使用することによって技能の制約を解消することができます。顔合わせから本番まで2ヶ月半、練習回数は顔合わせ1回、練習3回。

★京都女子大学発達教育学部児童学科の学生による電子打楽器HANDSONIを使用したドラム演奏『アブラハムの子』(2014.11)

ピアノ伴奏にHandSonicでリズムをつけました。ドラムの場合と比べて、演奏経験の有無に関係なくすぐに叩くことができます。

★京都女子大学発達教育学部児童学科の学生による電子打楽器HANDSONIを使用した『ようかい体操第一』(2014.11)

HandSonicパッドに音楽(「ヨーでる ヨーでる ヨーでる ヨーでる ようかいでるけん でられんけん」)を割り当て、同じ速さで順番に盤面を打って演奏しました。D-BEAMコントローラーには「ウィッスッ!」を割り当てています。3人で演奏している『ようかい体操第一』は、左〜主旋律、中央〜ドラム、右〜クラッシュシンバルです。

★あいうえおんがくたい(深見友紀子ゼミ)の公演での電子打楽器・エレクトーン使用(2014.8.3)

京都女子大学児童学科音楽(深見友紀子ゼミ)における演奏。これまで保育系学科において、電子楽器が他のアコースティック楽器にこうして自然に溶け込んでいるアンサンブルはあまり見られなかったと思います。

★小学校児童による、ピアノから電子楽器/電子機器へ、電子テクノロジーを活用したアンサンブルセッション(2014.7.27)

一般の音楽教室では第1ステージまでなので、さらに一歩進んだ電子テクノロジーを活用したアンサンブルを提案しました。

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←クリックで画像拡大します。

  • 第1ステージ スタンダードアレンジ(ピアノ+電子ドラム)
  • 第2ステージ バンドアレンジ(再生映像+電子ドラム+ハンドソニック)
  • 第3ステージ クラブアレンジ(iPad(djay)+ハンドソニック)

★保育園児とミュージシャンによるシンセ、電子ドラムアンサンブルセッション(2014.7.27)

深見友紀子ミュージック・ラボでの実践。発表会ではこうしたアンサンブルを幾つか実践しています。

★絵本の読み聞かせの際に、電子キーボードでBGM演奏や効果音を付ける(2013.7.7)

京都女子大学児童学科での実践。
ちょっと一工夫して既存の楽曲を入れたり、長調・短調を使い分けたり、学生が作曲した曲を使用したりしています。
こうした活動で習得した知識や技術は、オペレッタを作る際の選曲や日常の保育に生かすことができると思います。

★サンプラーを使った即時反応(2013.7.7)

主としてピアノで行ってきたリトミック活動がより現代的になります。

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★子どもたちによるHANDSONIC演奏(2013.7.7)

演奏の習得にかかる時間が短縮できるため、すぐにアンサンブルに集中できます。

★HANDSONIC リズムで世界一周旅行(2013.7.7)

世界各国の打楽器の音がこのHANDSONIC一台で出せるため、音楽教育現場におけるさまざまな取り組みが可能となります。

★モーフィングシンセサイザー「魔女の宅急便 風の丘」

音色とイラストは、グロッケンからトランペット、ヴァイオリン、ヴォーカルへと進む。 イラストは、まんが音楽辞典より提供

★音楽と映像はなかよし NO.2 「コダマ達」「かくれんぼ」「盗人と奉行」

★音楽と映像はなかよし NO.1 「タタラ場前の闘い 戦いの太鼓 タタリ神III」

スクリーンにはVISISOUNDER(NEC)を使ったコンピュータグラフィックス 3曲のうち、1、2曲目はエレクトーンの下鍵盤がグラフィックスに対応、3曲目は上下、足鍵盤がグラフィックスに対応

★Miburiによる演奏 No.2

Miburiは身体の動きで音楽を表現する新しいタイプの電子楽器です。深見友紀子さんはMiburi初挑戦。Miburiダンサー、土田真由美さんの華麗なる演奏をお楽しみください。

★Miburiによる演奏 No.1(1999.11.6)

Miburiは身体の動きで音楽を表現する新しいタイプの電子楽器です。小学生はMiburi初挑戦。

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