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 深見友紀子のワーキング・ノートブック(2009~2014)は、2015年3月をもって終了しました。次は、ワーカホリックの私が隙間の時間で取り入れている、オーガニックフード、ヨガ、アンチエイジング医療、化粧品、アクセサリーなどに関する情報をお届けする新しいブログを計画中です。

新品を返品し、中古ピアノを買う

 7月31日

 4月に開業した京都のピアノ教室「ぴあのん」。

 「ぴあのん」のために、新品のアップライトピアノを買いました。ところが、私はそのピアノにうんざりして、6月下旬、「返品」することにしたのです。
 

 そして偶然にも、ちょうど、ピアノが搬出された日、私は同社、1970代製のピアノを大阪の中古ピアノ屋でみつけました。状態のとても良いピアノでした。

 新品を返品し、代わりになぜ30年以上も経過した中古ピアノを買うのか。

 良い音が鳴るからです。

 当時のピアノには作った人たちの誇りが感じられるからです。

 良くないピアノの周りには情熱のない人たちが集っていました。

 せっかく買ったピアノを返品する事態になったことで、「ぴあのん」の生徒募集も軌道に乗らなかったけれど、私はこのアクシデントから、ピアノに関するたくさんのことを学んだし、すばらしい調律師に出会いました。

 人はいつも失敗から学ぶ。

 ※追記 この話に私の友人のピアニストやピアノの先生は興味深々です。「不良品だったの?」「いいえ、通常の商品(だということです)。」「だったら、返品は深見さん負担?」「いいえ、売主負担です。」
 ここでみんなが思考停止になります。それぐらい複雑な問題です。ただ、もし弾き比べてみたら、耳が良くて、ピアノ鍵盤=接面に敏感な人ならわかります。(8月11日)