教員・保育者養成のためのバイエルe-ラーニングコース

この教材について

古臭いピアノ教則本とみなされている「バイエル」。ところが、相変わらず現在でも保育士、幼稚園教諭などの採用試験の課題曲として取り上げられています。

「バイエル」が敬遠される理由は、曲の構成が単純であること、右手=メロディ、左手=主要三和音による伴奏の組み合わせによるワンパターンの曲が多いこと、♯♭の付いている曲が少ないことなど。その結果、ピアノのレッスンを「バイエル」で始めると、表現力や読譜力が育たないということ。

しかし、単純で、ワンパターンで、臨時記号も少なければ、短期間に仕上げることができるということですね。「バイエル」のデメリットを、メリットとして捉えましょう。

このサイトには、採用試験でよく出題される「バイエル」60番以降の楽曲の模範演奏映像と注釈付き楽譜が載っています。

教員・保育者養成機関の学生の皆さん、普段のレッスンや採用試験の準備に活用してください。

集団レッスンだけでは学生のピアノ実技力が伸びないと悩んでおられる先生方、このサイトを学生の予習や復習に活用させたり、教材として組み入れた指導を考えてみてください。

なお、今後このサイトには、学習者が自身の演奏映像をアップロードし、アドバイザーが助言するシステムを追加していく予定です。

2011年3月 深見友紀子

クレジット (2011年4月現在)

プロデュース 深見 友紀子 (京都女子大学発達教育学部児童学科教授、深見友紀子ミュージック・ラボ代表)
ディレクション 深見 友紀子
中平 勝子 (長岡技術科学大学助教)
ピアノ演奏 中野 好子(ピアニスト、深見友紀子ミュージック・ラボ講師)
注釈制作協力 赤羽 美希 (「うたの住む家」主宰、東京音楽大学音楽教育専攻教育助手、深見友紀子ミュージック・ラボ講師)
撮影・録音 上田謙太郎(東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻映画制作技術編集領域)
ウェブコンテンツ制作 遠山 和大 (岡山大学学務部助教、京都女子大学非常勤講師)
撮影・録音場所 深見友紀子ミュージック・ラボ(東京・早稲田)
配信元 長岡技術科学大学

平成21~23年度科学研究費補助金基盤(C)研究課題(課題番号21500964)
ICTを活用した教員・保育者養成機関におけるピアノ実技教育の質保証